エラーに自力で立ち向かう!2006/04/13 18:50

 パソコンを使っていて困るのがエラーです。何度も経験し対処してくると、おおよその原因などが分かってくることも多いのですが、慣れないうちは大変です。パソコンはご利用目的やご利用方法によって、使い方もご利用のソフトウェアも千差万別ですから、エラーの原因を探るにはまずご自分が使っているパソコンの状態を知ることが第一です。

 マイクロソフト社のWindowsXPなどをご利用の場合、特にメールの受信時に不明なエラーが発生することがあります。エラー番号は様々ですが、サーバの不具合よりもご利用になっているパソコン側での不具合も多いようです。

 そのような時には、マイクロソフト社が提供するサポートオンラインを活用してはいかがでしょうか。
  http://support.microsoft.com/

 例えば、メールの受信時に「不明なエラーです」などと表示された場合の解消方法などが、比較的容易に検索できます。ここで必要なのは「エラー番号」です。例えばメールの受信時に「エラー番号:0x800C0133」という表示が出た時には、上記ページの「サイトの検索」を利用します。入力画面に「0x800C0133」を入力し、「日本語版 技術情報」が選択されている状態で「検索」ボタンをクリックします。すると、検索結果表示が表示され問題解決のためのページへのリンクが示されます。

 発生しやすい多くのエラーは、その対処方法がソフトウェアメーカーなどによって公表されていて、具体的に解決方法を図入りで紹介している場合も多くあります。

 Macintoshをご利用の場合には以下のサイトが活用できます。
  http://www.apple.com/jp/support/

 ですが、こうしたサポートサイトでも、必ず原因が分かるわけではありません。ソフトウェア本体に回復不能の不具合が生じていたり、パソコン本体側に修復不能な不具合が生じている場合もあります。ひとつのソフトウェアだけではなく、複数のソフトウェアの動作に不具合が生じるような事があれば、パソコンメーカーに直接問い合わせるのが良いでしょう。

見えないサイトが発生するときには?2006/03/10 18:45

ウィルス騒ぎなどが多数発生し、情報の漏洩などが公的機関で起きています。そのためセキュリティソフトの利用が高まっています。

そのせいでしょうか、「表示できないサイトがある」というお問い合わせも 少しですがあるようです。

一般に市販されているセキュリティソフトは、インストール時に標準でネット上の広告であるバナーの表示を抑制(表示しない状態です)する形になっています。

しかし、バナーを「表示しない」ように設定する事で、ご利用の環境によってはサイトそのものが表示できなくなる場合も生じます。Internet Explorer やNetscape 、Foirefox などで表示させたいサイトの読み込みが「完了」しているのに内容が表示されない場合、このバナー表示がセキュリティソフトで拒否状態になっていることが多いようです。

このような時には、セキュリティソフトのバナー表示設定を一時的に「表示する」にして、ブラウザで再読込操作を行って見ましょう。読み込みが「完了」しているのに表示できない場合は、相当の確率でサイトの画面が表示されるようになります。

サイトによっては、バナー以外の理由で表示されない事もあります。アクセスするためにcookieが必須だったり、ブラウザのRefererが無いと正常に表示されない場合もあります。

セキュリティソフトによって例外処理が可能なものも多く、表示されないサイトが皆さんにとって必要なものであれば、例外処理として登録することで、解消できる問題が多いようです。

ウイルス検知ソフトとメールのSSL2006/02/14 10:07

ウイルス検知ソフトを利用していて、メールソフトでSSLの設定を行っている場合、メールの受信ができなくなる、という状態が起きることがあります。理由はウイルス検知ソフトのメールチェック機能がSSLに対応していないからです。

メールのウイルス検知機能は、メールサーバとメールソフトの間に一時的なウイルス検知のための領域を作り、メールにウイルスが含まれていないかどうかを検査するような仕組みになっています。しかし、この機能は一般的にメールが暗号化されず「平文」である事を前提としています。

SSLというのはメールの中身を途中経路などで抜き出しされて覗き見されないように暗号化する仕組みです。暗号化の決まりはメールサーバとご利用のメールソフトの間でのみ行われます。つまり、その間にあるウイルス検知ソフトウェアは暗号化されたメールの中身を見ることはできないわけです。

ASAHIネットで提供しているSSLでは、メールサーバへの接続の際の認証時にも、暗号化した接続で確認を求める仕組みになっています。そのため、ウイルス検知ソフトをご利用の場合、受信するメールの中身だけではなく、メールサーバへの接続にも支障が生じることがあります。

特にメールサーバに接続不能となるような場合、この暗号化したサーバへの認証行為をウイルス検知ソフトが妨害する場合も多いようです。

メールサーバとメールソフトとの間の暗号化のための手続きは、メールソフト側がSSLの利用設定を行っている場合、自動的にメールソフトとメールサーバの間で接続の都度行われます。そのため、ウイルス検知ソフトといえども、その中身を解釈することはできません。

ではウイルス検知ソフトは不要なのでしょうか。大多数のコンピュータウイルスはメールを経由して配布されますが、それとは別に現在では、インターネットに接続しただけで感染するものや、悪意のあるサイトをInternet Explorerなどのブラウザで表示しただけで、動的にウイルスをパソコン側に送り込むような仕組みもあります。そうした悪意あるサイトへの防備としても必要です。

このような場合には、お手数ですが、ご利用のウイルス検知ソフトのメーチェック機能を停止する必要がございます。ASAHIネット経由のインターネット続をご利用の場合ならば、暗号化しなくても十分安全にご利用いただけます。こ場合、お手元のウイルス検知ソフトのメールチェック機能は有効に働きます。

ご利用のパソコンがウイルスに感染しているか否かは、定期的にウイルス検知ソフトウェアによる診断を行う必要がございます。パソコン全体のウイルス検知ソフトによる診断には数時間かかる場合も多いので、パソコンをあまり使用しない時間を見計らって行う必要があります。