うまく伝わらない時のために「画面のハードコピー」 ― 2005/04/11 14:36
ASAHIネットのサポートなどにお問い合わせの際、困っている現象について、うまく言葉で説明できないことはありませんか?画面に表示されたエラーを、そのままの形で見せられれば、すぐに解決することもあります。
そこで今回は、現在表示している画面の状態をそのままの形で保存する、画面のハードコピー(画面ショット、プリントスクリーンなどともいいます)をご紹介します。
画面のハードコピーは、現在表示している画面の状態を、そのままの形で保存します。通常は、そのシステムで利用可能な形式で保存されるので、後で確認も行なえます。
これをお問い合わせメールなどに添付することもできますので、お電話でのやりとりもぐっとスムーズになるはずです。
<Windows をお使いの場合>
Windows で現在表示している全画面を保存するには、 Print Screen キーを押します。これで、実際にはクリップボードに現在表示中の画面のイメージが記憶されます。また、アクティブなウィンドウだけを収納したい場合は Alt キーを押しながら Print Screen キーを押します。
ここでクリップボードに記憶された画像は、そのままでは確認ができません。また、メモリ上に保持されているだけですので、ファイルとして保存する必要があります。
この場合、Windows のアクセサリメニューにある「ペイント」という標準添付のソフトを開き、「編集」メニューから「張り付け」を選びます。これで内容が確認できますので、「ファイル」メニューから「保存」を選び、任意のフォルダにファイルとして保存できます。
「ペイント」が標準で扱えるファイルの形式は、画面のドットごとの色をそのまま記録する BMP(ビットマップ)形式です(Office XP などを導入している場合、jpeg 形式での保存が可能な場合もあります)。 いちいち「ペイント」などを起動するのが面倒、という方には、こうした機能を持つソフトウェアもフリーウェアなどで提供されていますので、Google などの検索サイトで「Windows 画面ハードコピー」などと入力して検索できます。こうしたソフトウェアの中には、画像を予め指定した形式のファイルで保存できるものもありますので、ご利用ください。
<Macintosh での画面ハードコピーの方法>
Macintosh で現在表示している全画面を保存するには、Shift キーとCommandキーと3を同時に押します。この方法では、画面のハードコピーがハードディスク上にファイルとして保存されます。また、Windows のように現在アクティブなウィンドウを標準で選択はできませんが、指定した画面上の領域を保存するという機能は持っています。その機能を利用する場合、[Shift + Command + 4]を実行します。マウスカーソルが指の形から十字の形になるので、始点でクリックし、マウスボタンを押した状態で終点までカーソルを移動します。これでその範囲が保存できます。この操作方法は、Classicな MacOS(OS9以前のもの)でも MacOSX でも変わりません。
通常、ここで保存された画面の形式は、Classic な MacOS の場合、Macintosh専用の PICT という形式です。最近の MacOSX では pdf という形式となっています。
<Linux での画面ハードコピーの方法>
UNIX 系の OS からの接続についてはサポート対象外となりますが、ご参考までに画面ハードコピー方法をご紹介します。
Linux での画面ハードコピーは、一般には GIMP などのアプリケーションを使うのですが、それとは別に、画面イメージをビットマップファイルで保存する方法があります。実行するためには、ターミナルウィンドウを開く必要があります。ターミナルとは、kterm や xterm というプログラムでキーボードからコマンド入力を行いプログラムを動かす画面の事です。Windows ではコマンドラインや MS-DOS プロンプトに該当します。
ちなみに、 TurboLinux10Desktop では、マイコンピュータをクリックして開いた後、その開いた画面の上で、マウスの右ボタンをクリックし、表示されるサイドメニューで「ターミナル」を選びます。他の Linux ディストリビューションの中には、メニューにターミナルなどが記載されたり、ドックに予めターミナル起動のアイコンが表示されている場合もあります。 最初に画面を取りたい画面が表示されている事を確認し、ターミナルを起動します。
ターミナル画面のプロンプトに inprot FILENAME.bmp
あるいは xwd > FILENAME.bmp
と入力します。マウスカーソルの形が変わりますので、目的のウィンドウをクリックします。ターミナル画面でコマンドが完了し、次の行にカーソルが移れば、作業は完了です。
確認はターミナル画面で display FILENAME.bmp と入力します。該当画面が別に表示されれば画面のハードコピーは正しく取得できました。ターミナル画面に戻って CTRL キーと C キーを同時に押して、display コマンドを終了します。ls コマンドで現在のディレクトリに FLIENAME.bmp ファイルが新規にできている事を再度確認します。
※FILENAME という部分は任意の名前です
そこで今回は、現在表示している画面の状態をそのままの形で保存する、画面のハードコピー(画面ショット、プリントスクリーンなどともいいます)をご紹介します。
画面のハードコピーは、現在表示している画面の状態を、そのままの形で保存します。通常は、そのシステムで利用可能な形式で保存されるので、後で確認も行なえます。
これをお問い合わせメールなどに添付することもできますので、お電話でのやりとりもぐっとスムーズになるはずです。
<Windows をお使いの場合>
Windows で現在表示している全画面を保存するには、 Print Screen キーを押します。これで、実際にはクリップボードに現在表示中の画面のイメージが記憶されます。また、アクティブなウィンドウだけを収納したい場合は Alt キーを押しながら Print Screen キーを押します。
ここでクリップボードに記憶された画像は、そのままでは確認ができません。また、メモリ上に保持されているだけですので、ファイルとして保存する必要があります。
この場合、Windows のアクセサリメニューにある「ペイント」という標準添付のソフトを開き、「編集」メニューから「張り付け」を選びます。これで内容が確認できますので、「ファイル」メニューから「保存」を選び、任意のフォルダにファイルとして保存できます。
「ペイント」が標準で扱えるファイルの形式は、画面のドットごとの色をそのまま記録する BMP(ビットマップ)形式です(Office XP などを導入している場合、jpeg 形式での保存が可能な場合もあります)。 いちいち「ペイント」などを起動するのが面倒、という方には、こうした機能を持つソフトウェアもフリーウェアなどで提供されていますので、Google などの検索サイトで「Windows 画面ハードコピー」などと入力して検索できます。こうしたソフトウェアの中には、画像を予め指定した形式のファイルで保存できるものもありますので、ご利用ください。
<Macintosh での画面ハードコピーの方法>
Macintosh で現在表示している全画面を保存するには、Shift キーとCommandキーと3を同時に押します。この方法では、画面のハードコピーがハードディスク上にファイルとして保存されます。また、Windows のように現在アクティブなウィンドウを標準で選択はできませんが、指定した画面上の領域を保存するという機能は持っています。その機能を利用する場合、[Shift + Command + 4]を実行します。マウスカーソルが指の形から十字の形になるので、始点でクリックし、マウスボタンを押した状態で終点までカーソルを移動します。これでその範囲が保存できます。この操作方法は、Classicな MacOS(OS9以前のもの)でも MacOSX でも変わりません。
通常、ここで保存された画面の形式は、Classic な MacOS の場合、Macintosh専用の PICT という形式です。最近の MacOSX では pdf という形式となっています。
<Linux での画面ハードコピーの方法>
UNIX 系の OS からの接続についてはサポート対象外となりますが、ご参考までに画面ハードコピー方法をご紹介します。
Linux での画面ハードコピーは、一般には GIMP などのアプリケーションを使うのですが、それとは別に、画面イメージをビットマップファイルで保存する方法があります。実行するためには、ターミナルウィンドウを開く必要があります。ターミナルとは、kterm や xterm というプログラムでキーボードからコマンド入力を行いプログラムを動かす画面の事です。Windows ではコマンドラインや MS-DOS プロンプトに該当します。
ちなみに、 TurboLinux10Desktop では、マイコンピュータをクリックして開いた後、その開いた画面の上で、マウスの右ボタンをクリックし、表示されるサイドメニューで「ターミナル」を選びます。他の Linux ディストリビューションの中には、メニューにターミナルなどが記載されたり、ドックに予めターミナル起動のアイコンが表示されている場合もあります。 最初に画面を取りたい画面が表示されている事を確認し、ターミナルを起動します。
ターミナル画面のプロンプトに inprot FILENAME.bmp
あるいは xwd > FILENAME.bmp
と入力します。マウスカーソルの形が変わりますので、目的のウィンドウをクリックします。ターミナル画面でコマンドが完了し、次の行にカーソルが移れば、作業は完了です。
確認はターミナル画面で display FILENAME.bmp と入力します。該当画面が別に表示されれば画面のハードコピーは正しく取得できました。ターミナル画面に戻って CTRL キーと C キーを同時に押して、display コマンドを終了します。ls コマンドで現在のディレクトリに FLIENAME.bmp ファイルが新規にできている事を再度確認します。
※FILENAME という部分は任意の名前です
コメント
_ ぽーぐまほーん ― 2005/04/19 14:57
_ え? ― 2005/12/19 05:50
Mac OS X Tigerでは、PDFではなく、PNGの画像になりました。
Tigerを使ったあと、○indowsは、捨てました。
固まらないOSは、やっぱり良いです。
Tigerを使ったあと、○indowsは、捨てました。
固まらないOSは、やっぱり良いです。
_ 通りすがり ― 2006/07/15 05:35
><Macintosh での画面ハードコピーの方法>
>また、Windows のように現在アクティブなウィンドウを標準で選択はできません
>が、
OSXでは可能ですよ。
>指定した画面上の領域を保存するという機能は持っています。その機能を利用
>する場合、[Shift + Command + 4]を実行します。
アクティブにしたウインドウ上で上記のキー操作を行った後にスペースキーを押します。すると十字カーソルがカメラのアイコンに変わり、選択したウィンドウ全体が強調表示されます。
その状態でマウスをクリックするとアクティブウインドウのみが画像ファイルでデスクトップに保存されます。
OSX10.3以降の機能かもしれません。
>また、Windows のように現在アクティブなウィンドウを標準で選択はできません
>が、
OSXでは可能ですよ。
>指定した画面上の領域を保存するという機能は持っています。その機能を利用
>する場合、[Shift + Command + 4]を実行します。
アクティブにしたウインドウ上で上記のキー操作を行った後にスペースキーを押します。すると十字カーソルがカメラのアイコンに変わり、選択したウィンドウ全体が強調表示されます。
その状態でマウスをクリックするとアクティブウインドウのみが画像ファイルでデスクトップに保存されます。
OSX10.3以降の機能かもしれません。
_ 竹田 保正 ― 2006/08/16 12:50
私が使用しているThinkPad(A22m)はOSがWindows2000pro.です。コマンドプロンプトから、少し古い科学ソフト(本来MSDOS環境で開発されたものですが、Windows2000pro.や、..XPのコマンドプロンプトから動かせる)を使って、ある計算結果を画面表示させます。これをプリントスクリーンしたいのですが、アメリカで作成された応用ソフト(Sharewareで、PrintScreenDeluxe5.2)を使っても、望む画面表示ができません。
何か良い方法がないでしょうか?
竹田 保正
何か良い方法がないでしょうか?
竹田 保正
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_ hinschreiben von der Kiefer - 2005/04/17 17:30
http://mtack.exblog.jp/1516537
恥ずかしながら、Macでの画面ハードコピー、Mac10年くらい使っていながら知りませんでした。
command+shift+3
、roger。
出来るファイルがpdf形式ってのも、osXらしくて笑えるわ。
何でもかんでもpdfに保存出来るのって、MacOSXの利点よね、あまり皆さん語りませんが。インターネットバンキングの振込証明なんかでよく使います。
うまく伝わらない時のために「画面のハードコピー」: 朝日ネット活用術
恥ずかしながら、Macでの画面ハードコピー、Mac10年くらい使っていながら知りませんでした。
command+shift+3
、roger。
出来るファイルがpdf形式ってのも、osXらしくて笑えるわ。
何でもかんでもpdfに保存出来るのって、MacOSXの利点よね、あまり皆さん語りませんが。インターネットバンキングの振込証明なんかでよく使います。
うまく伝わらない時のために「画面のハードコピー」: 朝日ネット活用術
import では?