メールサーバーにつながらない?2005/06/10 11:40

Windowsをお使いの方に、メールソフトでメールサーバに接続できないという現象が起きることが多いようです。そんなときに、どういうチェックをしたら良いのか考えてみましょう。

◆送信時に接続できない場合
  • ASAHIネットが提供・提携している会社以外の回線を使っている
    ASAHIネットの場合、現在はSMTP認証という方式を採用しています。他社の回線を使っている場合、ASAHIネット管理以外回線からASAHIネット管理以外のメールアドレスにメールを送信するには、送信時にIDとパスワードにより認証チェックが必要となります。
  • メールソフトの発信者のメールアドレス記載が誤っている
    ご使用になっているメールソフトの「発信者のアドレス設定」でスペルミスなどがある場合、送信することはできません。多いのはマイメールアドレスを使っている場合で、メールアドレスの末尾は.email.ne.jpとなっていなければならないのが、emai.ne.jp(emailの末尾の小文字のエルが抜けています)やemail.nejp(neとjpの間に必要なドットが抜けています)などがあります。「.」(ドット)と「,」(カンマ)を誤入力している場合などもあります。また、宛て先の記載でも、上記の部分には十分な注意が必要です。
  • メールの返信ができない
    メールを送ってきた相手が、自分のメールアドレスを誤記している場合も考えられます。この場合、受信したメールの表記に出てくるメールアドレスではなく、別の返信先を指定していて、そちらの記載が誤っているという場合もあります。OutlookExpressの場合には、メールの「インターネットヘッダ」を見て、Return-PathやReply-Toの表記を確認してください。この機能は、発信先とは別のメールアドレスに返信してもらう場合などに利用しますが、そちらに誤記があると返信ができない場合もあります。
  • サーバーが見つからない場合
    稀にサーバーが見つからないというエラーが表記される場合があります。場合によってはご利用のパソコン上の障害ということも考えられます。セキュリティソフトなどの影響がある可能性もあり、ブロードバンド接続などでアップデートが自動的に行われてしまって、不具合を生じる場合もあります。セキュリティソフトをご利用の場合は、一旦そのご利用の停止をしてみてください。それでも接続できず、InternetExplorerなどでのWeb閲覧は可能な場合は、メールソフト側の設定を削除し、新たにサーバーへのアカウントを作成してください。

◆受信時に接続できない場合
  • OutlookExpressでの受信認証時に認証を暗号化している
    ASAHIネットでは受信時の認証にAPOPを使っています。しかし、OutlookExpressではこの方式に対応していません。
  • 前回接続の切断時に正常にログアウトできなかった
    ブロードバンド接続を利用している方の中にはメールソフトを起動状態にして、常に最新メールを自動取得するようにしている方も多いと思います。ただ、この自動取得の間隔を短く設定すると、破損メールなどがあって正常に切断できなかった場合、次の接続時にエラーが出ることがあります。これは、メールサーバーへの二重ログインを禁止しているためです。なるべく15~30分程度の長さに設定してください。サーバ側では切断エラーが起きると自動復旧を試みますが、自動復旧のためにはデータが一定時間移動していないことを確認する必要があります。
  • サーバーに残っているメールの数量が多い場合
    大量のメールをサーバーに残していたり、巨大メールが到着している場合などには、タイムアウトが発生する場合があります。このような場合は、メールソフトの待ち時間を長く設定する事で回避が可能です。
  • 到着したメールが違反メール・破損メールの場合
    この場合もタイムアウトが発生しますが、問題のメールまでは受信ができる事がほとんどです。受信途中で問題が起きたら、それはインターネット上のメールのルールに違反したメールであるか、あるいは破損したメールである場合がほとんどです。この場合は、ASAHIネットのWebメール(ASAHIネットHPの上のボタンをクリックしてください)から確認し、該当するメールを削除します。
    メール発信者を知っていて、重要な内容のメールが送られてきていることがわかっている場合、送信時のエラーも考えられますので、相手に問い合わせる事をお勧めします。発信者に心当たりが無い場合には、悪質なバラマキメールの可能性がありますので、内容確認後削除するのが良いでしょう。
  • セキュリティソフトでメールチェックを行っている場合
    ウィルスメールなどからパソコンを守るソフトの多くが、そのソフトの独自機能を利用するために、メールソフトにメールが到着する前に、ご利用のパソコンの中で一時的なチェック領域を作ってメールを確認しています。ところが稀に、そのチェック領域とメールソフトとの間での接続に不具合が生じることがあります。セキュリティソフトによるメールのチェックを一時停止してメールの受信ができれば、そのセキュリティソフトの再インストールなどで解消する場合があります。
    「サーバーが見つかりません」という表示の後に「127.0.0.1」とか「localhost」などという文字が出てきたら、ご利用のパソコン内部の不具合です。